生きがい彩の会
陶芸教室
自分の骨壺をつくる


生きがい彩の会の陶芸教室は開講七年目を迎えた。
生徒さんの顔ぶれも、いまでは六十歳の半ばを越えた。しかし、
いまだに月に一度の吉祥陶房での授業とあって、思いどうりに進まないのが実状。
しかし継続は金なりで、当初からの生徒さんの中には普段使う日常食器に加え、
ご自分の骨壺を、四個も五個も作られている猛者もいる。



7月1日(日)23日(月)30日(月)の3日間,当陶芸教室がテレビ朝日の取材を受けた。
以下、《生きがい彩の会だより:第72号》より抜粋

『取材は骨壺制作の様子をカメラが追うもので、その第1回目の撮影が白岡町の
吉祥陶房で三時間にわたり行われました。
当日の参加者は日頃、作陶指導を受けている8人で、今回は5キログラムの粘
土を使って関東風の骨壺に挑戦しました。
 ディレクターから繰り出される質問に答えながら、手を休めることなく、思い思
いの作品を作り上げました。
この後、作品は乾燥させ、素焼きされ7月23日(月)に釉薬をかけ、本焼きの後
30日(月)窯開けのため3回目の最終収録が行われる予定で、この間、一部会
員の家庭にもカメラが入る予定です。
 注目される当会の陶芸教室”いまなぜ骨壺か?・・ぜひ番組をご覧ください。』





陶芸教室の骨壺制作風景 
 テレビ朝日の8月8日(水)夕方5時19分より
 小宮悦子さんの番組【Jチヤン】=現代葬儀事情で放映!


7月1日(日)第1回目の収録がおこなわれました。

通りに面した作業場も、
当日の38度の暑さには
みな閉口ぎみ・・。
ディレクターにカメラに音
声とテレビ局の人々で、
狭い工房は凄い熱気!
それでもみなさん、ご自
分の骨壺づくりとあって、
表情は真剣そのもの。
隣の人のつくる骨壺を横
目に、黙々と作陶に励む
参加の人たち

どうやら骨壺の格好にな
ってきた。これなら十分
入れるか・・?
きょうはテレビ局のカメラ
を意識してか盛装のご婦
人の多いこと・・。
肩越しにマイクが迫ると、
いつも強気のご婦人方も
やはり緊張気味・・?
テレビ局のカメラとマイク
はやはり迫力がありすぎ
ますね・・。

 7月23日(月)第2回目、ドリーム・ボックスへの釉掛け作業撮影収録スナップ
素焼きのご自分の作品の
出来あがりを確かめるみ
なさん
釉掛けの始まりに際し、
みなさんに心得を説明す
る私
向けられたカメラにどん
な釉薬を掛けるかを解説
される紀内さん
釉掛けする緊張の一瞬を
ハンドカメラのカメラマン
が撮る


 7月30日(月)第3回目、いよいよ”窯開け”に最終回の撮影始まる
開けられた窯。小物類に
混じってみなさん待望の
骨壺がみえる。
一斉にのぞき込むみなさ
ん。「私の骨壺の焼き上
がりは・・如何?」
最終日、鈴木ディレクター
のインタビューを受ける私
も、いささか緊張ぎみ。
テレビ局側が持ち込んだ
白い壺と、私の”練り込
みの骨壺”が並ぶ。
当日はカメラウーマンに
徹した妻も、本物の撮影
用カメラを担がせてもら
いご満悦。
次々と窯から出る作品
に”自分の骨壺はどれ、
?”と、期待の交差す
る一瞬です。
選ばれて若いキャスタ
ーのインタビューを受け
る紀内さん。30分の取
材が、実際の放送では
・・?
狭い工房が、大きな撮影
機材のカメラやマイクで
いっそう狭く、当日の暑
さが倍熱く感じられた。


窯から出たばかりの骨壺
紫釉掛け  
高18×経18
(小村さん)
貫入深緑 
高16×経18
(明石さん)
叩きなまこ
高17×経19
(紀内さん)
青銅釉    
高20×経21
(荒木さん)
織部掛け黄瀬戸
高さ21×経18 
(塩谷さん)
貫入深緑
高18×経20
(長谷部さん)
なまこ釉長石振り掛け
高16×経19
(佐藤さん)
織部掛け黄瀬戸
高17×経18
(五十嵐さん)


花器を作陶する荒木生き
がい彩の会々長(67)
初めて作った荒木会長
のご自慢の骨壺
陶芸教室第1期生の荒木会
長(左)と紀内さん(65)
紀内さんがもっともお
気に入り紫釉の骨壺

 寸 評 今回のメンバーには、4個目の方がふたり、初めての方がふたり。
でも、七寸の大物挑戦は全員が初めて。
したがって、底の厚みが非常に薄かったり、また蓋が薄すぎて乾燥の段階でひび割れしたり、
本焼きで出来あがったら反ってしまった物も2,3点あった。
しかし最大の苦渋は、本焼き当日の朝、窯に火を入れて直ぐの四時頃、
当地の近くを発源とする大きな地震があったことである。
100度を三時間ほど維持していたときのことで、思わず電気釜を抱えてしまったほどである。
結果、蓋を支えていた童仙房が外れ、蓋の中に落ちて釉薬に付着したり、
蓋が傾き釉薬が胴に流れて、蓋が取れなくなってしまった物もでた。
自然の不可抗力を感じた、今回の作業であった。(菊地)

吉祥陶房での作業スナップ

素焼きの作品に思い
思いの釉薬を掛ける
作業の始まりです。
焼き上がりの色を頭
に描いてのこの瞬間が
また、陶芸をする人に
とっては格別なのです。
教室ではいちばん古
株のおふたり荒木利
治会長と紀内広報部
長さん。
手びねりではじめての
”湯飲み”に挑戦の長
老の大塚さん。

作業が終わると座敷に上がってのティータイム
時には、役員会の始まることもしばしばとか・・。